補助金申請をしていると、必ず耳にする「採択」と「交付決定」。
似ているようで意味が全く違うこの2つの言葉。
意味を取り違えると、せっかくの補助金を受け取れないという致命的なミスにつながります。
この記事では、採択と交付決定の違いを世界一わかりやすく解説し、さらによくある間違い例と防ぐ方法を紹介します。
最後まで読めば、補助金申請で失敗するリスクを大幅に減らせます。
ぜひ、この記事を読んで、貰えたはずの補助金を落とさないようにしてもらえればと思います。

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結論:採択と交付決定は「選ばれた」か「約束された」かの違い
まず結論から。
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採択とは、あなたの申請が補助金の対象として「選ばれた」状態。
「あなたの提案は良いので補助金の対象にします」と認められた段階です。
しかし、この時点では補助金の支払いは確定していません。
つまり、あくまで選ばれた(認められた)というのみで、実際に補助金はこの段階で支払われることが約束したわけではないです。
実際に、あなたの提案に補助金を出すと約束する行為は、次の「交付決定」になります。
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交付決定とは、採択された申請について、補助金額や条件が「確定」した状態。
詳細な事業計画やスケジュールを提出し、審査を経て「補助金を支払うことを約束」する段階です。
ここで重要なのは、採択=補助金確定ではないということ。
では、採択=補助金確定ではないということで、どんな間違いが起きるのでしょうか。
次に、よくある間違いのケースで見ていきましょう。
よくある間違い例1:採択=補助金確定だと思い込む

採択通知を受けて「補助金がもらえる!」と安心し、すぐに設備を発注してしまうケース。
これは結構あるあるですね。
この場合、交付決定前に掛かった費用については、対象外になる恐れがあります。また、場合によっては、採択そのものが取り消しになり、補助対象外になる可能性もあります。
結局、補助金を貰うことができずに、全額自己負担になるリスクがあります。
注意するポイント
- 採択は「候補に選ばれた」だけ。
- 補助対象経費は交付決定後に発注したもののみ。
よくある間違い例2:交付申請を忘れる(書類の提出忘れ)

もう一つよくある間違いとして、採択後に交付申請書の提出を忘れることです。
「採択されたから大丈夫」と思い込み、交付申請を怠ると、必要書類を提出しなかったということで、補助金は一切受け取れません。
単純なミスですが、意外と忙しかったりすると忘れてしまうことが多いので、こちらも要注意です。
注意するポイント
- 採択通知後、交付申請の期限を必ず確認。
- 必要書類(事業計画書、見積書など)を早めに準備。
では、これらの間違いを防ぐには、どうしたらよいのでしょうか?
間違いを防ぐ方法

大事なのは、要綱とスケジュールを確認すること
こういった見落としてしまうミスを防ぐためには、補助金の公募要領を確認することが重要です。
公募要領には、採択後の手続きや交付決定までの流れが詳細に記載されています。
ここで、必ず、どのタイミングで、どんな必要書類が必要になるかを確認しておきます。
これによって、事前に書類の準備をすることができ、書類の提出忘れや間違えたタイミングで事業を始めてしまうことを防ぐことができます。
ただし、要綱によっては、100ページぐらいに及びものもあり、読み込んでいくだけでも、大変な労力と時間が必要になります。
また、せっかく読み込んでも、解釈が間違って理解していたりすると、読み込んだ時間も無駄になります。
大丈夫です!安心してください。この補助金サポートブログでは、そういった補助金に関する解釈についても、随時無料のサービスで承っています。
さくっと、めんどくさいことは、プロに任せて、あなたは、あなたにしかできないビジネスに集中してください。
最後、まとめを載せておきます。
まとめ
- 採択=「選ばれた」だけ、交付決定=「補助金確定」。
- 採択後に交付申請を忘れないこと。
- 交付決定前の契約・発注は補助対象外になるので要注意。
もし、他にも分からないことがあれば、お気軽に下の「お問い合わせファーム」からどうぞ。

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