【採択されるためには】小規模事業者持続化補助金で採択されるコツ

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小規模事業者や個人事業主にとっての大きな味方である小規模事業者持続化補助金。 

使える用途も広いため、非常に汎用性が高い補助金です。

一方、申請すれば必ず採択されるわけではなく、事前に審査があり、一定の基準を満たした申請書のみが採択されることになります。

そこで、今回の記事では、「小規模事業者持続化補助金」の採択された例を紹介しつつ、採択されるコツについて丁寧に解説していきます。

この記事を読んで、ぜひ少しでも採択される申請書に近づきましょう!

小規模事業者持続化補助金とは

  • 国(中小企業庁)が実施する補助金で、小規模事業者や個人事業主の販路開拓や業務効率化をサポートする制度。
  • 対象は従業員数が商業・サービス業で5人以下、製造業で20人以下の事業者
  • 補助率は原則2/3、通常枠の上限は50万円、特例枠では最大250万円
  • 用途として、広告宣伝費やWebサイト制作、設備導入など幅広い経費が対象。
  • 申請には商工会・商工会議所の支援を受けた「経営計画書」が必要。

まずは、3つの必須要件を満たすこと

補助金に採択されるには、以下の3つの条件をすべてクリアする必要があります。

*なお、注意点として、この3つの要件のうち、どれか1つでも満たせないと不採択になります。

  • 販路開拓等の取り組み または 販路開拓とあわせて行う生産性向上の取り組み

→もう少し詳しく解説すると、策定した「経営計画」に基づいた、販路開拓等のための取組であること。あるいは、販路開拓等の取組とあわせて行う業務効率化(生産性向上)のための取組である必要があります。

  • 商工会・商工会議所の支援を受けること

→申請をするまでに、電子申請システムへ「経営計画」および「補助事業計画」の入力をして申請内容を印刷して、希望する特例や加点等に関する書類等を添付します。

そして、地域の商工会・商工会議所に「事業支援計画書」(様式4)の発行依頼を行い、発行を受ける必要があります。

なお、「事業支援計画書」(様式4)の発行を受けるにあたり、申請者に事業計画の内容や提出書類の過不足(特例に申請される場合は、要件を満たして いるかも含む)等について確認を受けます。

また、注意点として、※事業支援計画書(様式4)について、受付締切以降の発行依頼はできないので注意が必要です。また、補助対象者の要件を満たしていないと判断される場合も発行はできないです。

  • 補助事業実施期間内に事業を完了すること

参考までに、これまで実施されてきた補助事業実施期間は、以下のスケジュールです。

 出典:小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠> 第18回公募 公募要領より抜粋

※上記実施期間の途中で、補助事業が終了(補助対象経費の支払うこと)したときは、その日から起算して30日を経過した日

または上記「補助事業実績報告書提出期限」のいずれか早い日までに、実施事業内容および経費内容を取りまとめ、提出する必要があります。

※交付決定には、採択後、詳細な見積書が速やかに提出された場合でも、採択発表から概ね1〜2か月かかる場合があります。

あくまで目安であり、状況により変動しますのでご注意ください。

さて、ここまで述べた3つは必須条件です。

繰り返しになりますが、この3つを満たしていないとどれだけ優れた申請書でも採択されることはないです。

この3つの要件がきちんと揃って、始めて申請書の中身が確認されます。では、採択される申請書とは具体的にどんなことを書けばいいのでしょうか。

採択のカギは「差別化」と「具体性」

「審査員がイメージできる事業計画が勝つ!」

採択の可否を握るのは、他の申請書とあなたの申請書の差別化です。

では、どうやって、差別化を図っていけばいいのでしょうか?

鍵となるのは、この審査が書類審査であるため、審査員が申請書類を読んで、事業内容がイメージしやすいことが大切になります。

つまり、読むだけで、事業が具体的にイメージでき、事業を取り組むことで、しっかりと効果(結果:販路開拓や生産性向上)が出そうな事業であると納得してもらう必要があります。

そのためにも、まず大事なことは過去、具体的にどのような事業が採択されているかとイメージをつかむことが大切です。

そこで、次からは、実際の採択例を見て、どこで差別化を図っているか見ていきましょう。

事例で学ぶ!採択された事業の差別化ポイント

可食プリンターを利用し、オリジナルクッキーで地域のPRにも貢献

【販路開拓につながる「設備」の導入に活用】

事業の内容

補助金を活用して、バースディケーキやクリスマスケーキなどにお客様の好きな写真や絵を、可食シートを使って印刷できるフードプリンターを購入。

他店との差別化を行うとともに新規顧客の獲得により業績向上を図った。

事業の効果

子供の写真を載せれる点をPRしたところ、クリスマスシーズンにはケーキの注文数が増加するなど売上増につながった。

ケーキ以外にも江差町の街並みやご当地キャラクターを印刷したオリジナルクッキーも製造し、土産品として販売、町のPRにも貢献している。

出典:可食プリンターを利用し、オリジナルクッキーで地域のPRにも貢献- 事例を探す(事例ナビ)|経済産業省 中小企業庁 ミラサポPlus

出張理容サービスの展開により、在宅介護業界のニーズに対応

【販路開拓につながる「設備」の導入に活用】

事業の内容

吉賀町域内において、在宅介護者に対して出張理容サービスを行うために移動式リクライニングチェアと移動式シャンプーユニットの導入を行った。

また、出張理容サービスに関する事業案内パンフレットの作成・配布を行った

事業の効果

理容サービスと部屋の掃除や買い物代行など身の回りサービスをミックスした、出張理容サービスを展開したことで、散髪に行くことが困難な在宅介護者のニーズとケアプラン以外の業務対応が問題となっていた介護業界のニーズ対応することができた。

PRのために行った事業案内パンフレットによる営業活動の効果もあり、事業開始から約7か月で新規顧客を35名程度獲得でき、売上高が前年比30%程度増加している。

出典:出張理容サービスの展開により、在宅介護業界のニーズに対応- 事例を探す(事例ナビ)|経済産業省 中小企業庁 ミラサポPlus

新しいエクササイズメニューが行える機器を導入し顧客需要に対応

【販路開拓につながる「設備」の導入に活用】

事業の内容

補助金を活用して、低体力者向けに個別トレーニングプログラムを開発し、それを実行するための器具(レッドコード)を導入した。


自主事業として、新しいトレーニングプログラムを掲載したチラシを作成・配布し、広報活動により新規顧客の開拓に取り組んだ

事業の効果

高齢者や低体力者でも利用できる器具を導入したことで、運動の幅が広がりより楽しくトレーニングができるようになった。

設備導入後、新しいトレーニングプログラムを8名の既存会員が利用し、また問い合わせ30件中、新規入会者が10名あった。

新規顧客の掘起しや、会員中約15%を占める高齢者層の既存顧客の退会防止や継続へとつなげることができた。

本事業により、高齢者層に関する売り上げが前年比30%増加した。

出典:新しいエクササイズメニューが行える機器を導入し顧客需要に対応- 事例を探す(事例ナビ)|経済産業省 中小企業庁 ミラサポPlus

廃棄親鳥を有効活用した卵に合うカレーの開発

【新サービス・新商品を紹介する「広報」に活用】

事業の内容

廃棄される親鳥を有効活用し、かつ卵をいれたときの相性を追求した「京丹波鶏カレー」を開発。

商品パッケージをデザインし、販路開拓のチラシ、ポスターを作成、販売店に配布した。

事業の効果

自社の直売所の目立つところに置いたところ、食べた人からも評判は上々で、販売員が確信を持って勧める商品に。すぐに道の駅やスーパー、生協との取引が決まった。

出典:廃棄親鳥を有効活用した卵に合うカレーの開発- 事例を探す(事例ナビ)|経済産業省 中小企業庁 ミラサポPlus

パッケージデザインの改良を行い展示会に出展して自社製品をPR

【新商品等のための「展示会・商談会」に活用】

事業の内容

補助金を活用して、「ブランドイメージを向上させる取り組み」を行う。商品コンセプトを明確にした統一感のあるロゴの作成、店舗名にある「わくわく」するようなパッケージに改良するなど、具体的な表現によりブランド価値を高めた。

パッケージデザインを行った上で、「ニッポン全国物産展」に出展し、認知度向上、販路開拓を目指す。そのために、展示会ブースの大型パネルやPOPデザインによりトータルコーディネートをし、店舗・商品の訴求力を高めた。

事業の効果

パッケージ改良後の展示会にて自社ブランドを認知向上させることができた。また、市場のニーズにあった新商品開発につながった。

出展ブースの効果的なディスプレイにより、東京をはじめとする全国5社との取引を開始することが出来た。現在も継続的に10社と商談中であり、今後は販路を拡大できる仕組みをつくっていきたい。

出典:パッケージデザインの改良を行い展示会に出展して自社製品をPR- 事例を探す(事例ナビ)|経済産業省 中小企業庁 ミラサポPlus

注意!補助対象外となるケース

なお、上で書いた要件3つすべて満たしても、以下に該当する事業は補助対象外となります。

もし、以下の内容に1つでも該当する場合は、採択も取り消しになりますので、注意が必要です。

  1. 国が助成する他の制度と重複する事業
  2. 本事業の終了後、概ね1年以内に売上げにつながることが見込まれない事業
  3. 事業内容が射幸心をそそるおそれがあること、または公の秩序もしくは善良の風俗を害することとなる おそれがあるもの、公的な支援を行うことが適当でないと認められるもの

過去の採択例を見ることで、なんとなくでも、あなたがこれから行おうとしている事業のイメージができたかもしれません。

具体的なイメージをつかんでいれば、あなたがこれから取り組もうとしている事業に、あてはめて考えていくことで、より計画を具体化できます。

まとめ

  1. まずは3つの必須要件を満たすこと
  2. 採択の近道は、具体的な計画と差別化すること
  3. 過去の事例を見て、自分が申請する事業イメージを掴むこと

ただ、必要な書類含めてすべてを自分で用意してやっていくのは労力もかかるし、大変だと思います。

大丈夫です!安心してください。この補助金サポートブログでは、そういった補助金申請書作成サポートも承っています。

申請書作成などの時間が掛かる作業はプロに任せて、あなたは、あなたにしかできないビジネスに集中してください

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